ギターを初めて手にしたのは中学一年生の時でした。クラブ活動に登録する時に、その時に初めて創設されたクラシックギタークラブというのがあって、数学の先生が顧問でした。いざ行ってみるとほとんどが女子で男子はもう一人いるだけでした。しかも皆、自持ちのヤマハのギターを持っていて、持っていないのは俺だけでした。
自分のが欲しくなって、親に必死で頼み込み楽器店に行くと、ヤマハのはみんな売り切れていて「ない」。あるのはフェルナンデスというメーカーのギターのみで、みんなのが黄色いギターなのに、これは赤みがかった色でした。しかたがないのでそれを買ってもらいました。それから俺は必死で練習したけれど、このクラブに入る奴は皆、ある程度ポテンシャルがあって(それは皆自持ちのギターをもっていたわけですから)、追いつくのが必死だった。秋の文化祭みたいのがあって、「小さな日記」という曲を合奏することになりました(続く)。
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