懐かしの洋楽(4)「ならず者」

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イーグルスはCSN&Yと並んで、最も好きなグループの一つだが、少々思い出があります。小学生から中学生にかけて、俺に最も深く、また絶大な影響を与えたのは親戚のおねーちゃんでした。最初にした音楽の習い事も彼女からで、そのころ親戚の家にあった電気(電子?)オルガンで俺は赤バイエル(教則本)を習いました。けど最後あたりでちっとも上手く弾けずつっかかっていましたので、「ま、コーちゃんはここまでで、いっか」と言われ習い事は終わりました(俺にしても限界だったんだと思います小笑)。やがて親戚一家がE市に移って、俺の家族もC市に引っ越しましたが、わりと近くだったので親戚付き合いが多くて、よく親戚のおねーちゃんの家に遊びに行きました。彼女は既に大学生で、部屋には様々な趣味のものがありました。まず部屋にはどでかいマッターホーン(山)のポスターが貼ってあって、彼女はいつかスイスに行きたい、という夢を持っていたのです。更に、少女漫画や映画ダブルOセブンの文庫本シリーズやディープパープルのレコードが揃っていて、いつもカセットテープを持って行って洋楽を録音させてもらっていました。イーグルスもそうしたレコの一つで、LP「ならず者」は俺のもっとも気に入ったレコでした。

俺は自分ちのレコードプレーヤーが何度レコかけてもレコの溝から脱線して、音飛びするのを何度も何度も手で修正しながら聞いていたので親にステレオが欲しいと言うのですが当然ながらそんな金はないと一蹴されます。仕方ないのでおねーちゃんのところにレコ持って行って録音させてもらうのです。ところがある時、「コーちゃんがかけたレコのせいで、レコード針がボロボロになったよ」と怒られました。俺のレコは自分の家のプレーヤーで音飛び&修正のおかげで無数の傷が入っており、それ故におねーちゃんのステレオ針をボロボロにしてしまったようでした。聞けば5000円もする針だという。おねーちゃんに怒られたのは初めての経験で悲しくなったけれど、それで咎められたり弁償しろと言われるでもなく、赦してくれたのですが、自分ところのプレーヤーでレコをかけるとレコに傷がつくことが分かって、もうレコを買っても自分の家で聴かず、Tのところへ持って行って録音してもらって、カセットで聴くという面倒なことをしていました。それから家のプレーヤーではレコをかけることは二度となくなったのですが、家のプレーヤーはビ〇ター製で、ワンちゃんの置物が乗っかっていてその犬がうなだれているのが悲しそうに見えたものでした(あれはうなだれているわけではない笑)。

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